6月は青梅が出回る、まさに梅仕事の季節です。スーパーや産直に青梅が並ぶこの時期だけのお楽しみとして、梅シロップ 作り方を調べる方が毎年増えています。青梅が手に入るのは1年のうち6月のごく短い期間だけなので、「やってみたい」と思ったら早めの準備がおすすめです。
本記事では、JP編集部が一般的な情報をもとに、初めてでも失敗しない梅シロップ 作り方を整理してご紹介します。青梅の選び方や氷砂糖との基本の割合、つまずきやすいカビ・発酵への対処、できあがったシロップのおいしい飲み方まで、まとめて確認できる内容です。難しい道具は不要なので、ぜひ挑戦してみてください。
※この位置に画像①を挿入(alt:梅シロップ 作り方)
目次
梅シロップ作りの時期と青梅の選び方
梅シロップに使うのは、熟す前の「青梅(あおうめ)」です。出回るのは主に6月で、この時期を逃すと手に入りにくくなります。
選ぶときのポイントは次のとおりです。
- 表面に傷や黒い斑点が少なく、きれいなもの
- ふっくらと張りがあり、固くしまっているもの
- シロップ用には、黄色く熟す前の青々としたものが向いています
熟した梅でも作れますが、香りや仕上がりが変わります。すっきりとした味に仕上げたい場合は、青梅を選ぶとよいでしょう。
梅シロップ 作り方の基本【材料と手順】
もっとも基本的な、青梅と氷砂糖だけで作る方法をご紹介します。
【材料】
- 青梅……1kg
- 氷砂糖……1kg(梅と同量が基本)
- 保存用の清潔な瓶(4リットル程度)
【作り方】
- 保存瓶を熱湯やアルコールで消毒し、完全に乾かします。水分が残るとカビの原因になります。
- 青梅を水でよく洗い、たっぷりの水に2〜4時間ほどつけてアク抜きをします(完熟梅は不要な場合もあります)。
- 青梅の水気をふきんで1粒ずつていねいに拭き取ります。ここで水分をしっかり取ることが失敗を防ぐ最大のポイントです。
- 竹串やつまようじで、梅のヘタ(なり口)を取り除きます。
- 消毒した瓶に、梅と氷砂糖を交互に入れます。いちばん上は氷砂糖でふたをするように入れると溶けやすくなります。
- ふたをして、直射日光の当たらない涼しい場所に置きます。
- 1日1回ほど瓶をゆすって全体をなじませ、2〜3週間ほどで氷砂糖が溶けて完成です。
梅と氷砂糖を「1対1」にするのが基本の割合です。慣れてきたら好みで調整できます。
※この位置に画像②を挿入(alt:梅シロップ 作り方)
失敗しないためのポイント
梅シロップ作りでつまずきやすいのは「カビ」と「発酵」です。次の点を守ると、ぐっと成功率が上がります。
- 水分を徹底的に取る……瓶も梅も、水気が残らないように。これが最重要です。
- 毎日ゆする……砂糖が下にたまると溶けムラが出ます。1日1回、瓶を傾けて全体をなじませましょう。
- 涼しい場所に置く……気温が高いと発酵しやすくなります。直射日光を避け、できるだけ涼しい場所で保管します。
- 早めに砂糖を溶かす……砂糖が溶けるまでに時間がかかると発酵しやすいため、こまめにゆすって溶けを促します。
カビ・発酵が起きたときの対処
もし途中でトラブルが起きても、状態によっては救える場合があります。
【発酵(小さな泡が出る・うっすら濁る)】
気温が高いと起こりやすい現象です。梅を取り出し、シロップだけを弱火で軽く加熱(アクを取りながら)して冷ますと、発酵を止められることがあります。冷ました後は冷蔵庫で保存しましょう。
【白い膜やカビが出た】
白い膜が広範囲に出たり、明らかなカビ・異臭がある場合は、残念ですが口にしないほうが安全です。次回は「水分をしっかり取る」「涼しい場所に置く」を徹底しましょう。
※この位置に画像③を挿入(alt:梅シロップ 作り方)
できあがった梅シロップのおすすめの飲み方・使い方
完成した梅シロップは、梅を取り出してから冷蔵庫で保存します。さまざまな楽しみ方ができます。
- 水割り……水で4〜5倍に薄めるだけ。さっぱりして暑い時期にぴったりです。
- 炭酸割り……炭酸水で割ると、爽快な梅ソーダになります。
- ヨーグルトやかき氷に……ソース代わりにかけると、ほどよい甘酸っぱさが楽しめます。
- 料理の隠し味……煮物やドレッシングに少し加えると、まろやかな酸味が加わります。

青梅と完熟梅・砂糖の種類の違い(比較表)
| 項目 | 青梅 | 完熟梅 |
|---|---|---|
| 味わい | すっきり爽やか | まろやかで香り豊か |
| 仕上がり | 透明感のあるシロップ | コクのあるシロップ |
| 向いている人 | 定番の梅シロップを作りたい | 香りを重視したい |
砂糖は溶けやすくクセの少ない「氷砂糖」が基本ですが、きび砂糖などを使うとコクのある仕上がりになります。最初は氷砂糖から試すのがおすすめです。
よくあるトラブルと解決方法
【問題】氷砂糖がなかなか溶けない
【解決策】瓶を毎日ゆすって全体をなじませましょう。砂糖が下にたまったままだと溶けにくく、発酵の原因にもなります。
【問題】梅がしわしわになってきた
【解決策】梅のエキスが出ている自然な変化です。エキスが十分に出たら、梅は取り出してかまいません。入れっぱなしにすると風味が変わることがあります。
【問題】保存はどのくらいできる?
【解決策】梅を取り出し、冷蔵庫で保存すれば数か月ほど楽しめます。清潔なスプーンを使い、できあがり後は冷蔵保存が安心です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 青梅はいつごろ手に入りますか?
A. 主に6月が中心です。出回る期間が短いため、見かけたら早めに購入するのがおすすめです。
Q2. 梅と砂糖の割合はどれくらいですか?
A. 基本は「青梅1kgに対して氷砂糖1kg」の1対1です。甘さを控えたい場合は砂糖を少し減らせますが、減らしすぎると保存性が下がります。
Q3. どれくらいで飲めるようになりますか?
A. 氷砂糖が溶けきる2〜3週間ほどが目安です。気温によって前後します。
Q4. 子どもでも飲めますか?
A. 梅シロップはアルコールを含まないため、水や炭酸で薄めればお子さまでも楽しめます。
まとめ
最後に、今回のポイントを3つにまとめます。
- 青梅が出回るのは主に6月だけ。やってみたいなら早めの準備を。
- 基本は「青梅1kg:氷砂糖1kg」。瓶も梅も水分をしっかり取るのが失敗防止の最大のコツ。
- 毎日ゆすって涼しい場所に置けば、2〜3週間でできあがり。発酵やカビは早めに対処を。
この時期だけの梅仕事は、暮らしに季節感を添えてくれます。今年はぜひ、手作りの梅シロップに挑戦してみてください。
最終更新日:2026年6月
※本記事は、6月の梅仕事シーズンの生活情報として、JP編集部が一般的な情報をもとに整理・作成したものです。
