韓国旅行 アプリの準備は、実は航空券の次に大切だとご存じでしょうか。というのも、韓国では日本で当たり前に使っているグーグルマップの機能が一部制限されており、「現地に着いてから道がわからない」というトラブルが本当に多いのです。
本記事では、韓国在住経験のある韓国人スタッフの実体験をもとに、JP編集部が「現地で本当に使うアプリ」を5つに絞ってご紹介します。日本人向けのガイドブックには載っていない現地感覚もあわせてお伝えしますので、出発前のスマホ準備にぜひお役立てください。
なぜ韓国ではグーグルマップが使いにくいのか
最初に、多くの方が驚くポイントからご説明します。韓国では、地図データの国外持ち出しに関する法律上の制限があり、グーグルマップの徒歩ルート案内や車のナビ機能が正常に動作しません。お店の検索や大まかな位置確認はできますが、「ここから明洞のカフェまで歩いて何分?」という、旅行で一番使いたい機能が頼りにならないのです。
そこで韓国の人たちが日常的に使っているのが、NAVERマップやカカオマップといった韓国製の地図アプリです。韓国人にとって地図アプリといえばこちらが標準で、グーグルマップを使っている人はほとんど見かけません。旅行者も現地アプリに合わせるのが、迷わないための一番の近道です。

韓国旅行 アプリの必須5選
① NAVERマップ(地図・乗り換え案内)
韓国で最も利用者が多い地図アプリで、日本語表示に対応しています。徒歩ルート、地下鉄やバスの乗り換え、所要時間の検索まで、日本でグーグルマップにしてもらっていることはすべてこれ1つでできます。お店の営業時間や口コミも確認でき、旅行中に開く回数が間違いなく一番多いアプリです。
② Papago(翻訳)
NAVERが開発した翻訳アプリで、韓国語と日本語の翻訳精度の高さには定評があります。特に便利なのがカメラ翻訳機能。メニューや案内板にカメラをかざすだけで日本語に置き換わるので、ハングルが読めなくても食堂での注文に困りません。音声会話モードを使えば、タクシーや市場での簡単なやりとりもできます。
③ カカオT(タクシー配車)
韓国版のタクシー配車アプリで、現地ではタクシーを道で拾うより、このアプリで呼ぶのが主流です。行き先をアプリに入力してから呼ぶため、韓国語で行き先を説明する必要がなく、料金もアプリに表示されるので安心です。深夜や雨の日、荷物が多い空港への移動で頼りになります。
④ コネスト韓国地図(日本人向け情報)
日本人向けの韓国旅行情報サイト「コネスト」の地図アプリです。観光地やグルメ情報が完全に日本語で整理されており、「日本人に人気のお店」を探すならこちらが便利です。NAVERマップが現地標準だとすれば、こちらは日本語ガイドブックのアプリ版というイメージです。
⑤ NAVERパパゴ・カカオトークなどの予備知識として:カカオトーク
韓国の連絡アプリはLINEではなくカカオトークが標準です。現地の友人や予約したお店とやりとりする可能性がある方は入れておくと安心です。日本のLINEと使い方はほぼ同じなので、戸惑うことはありません。
各アプリは出発前に、自宅のWi-Fi環境でダウンロードと初期設定まで済ませておきましょう。現地の空港で慌ててダウンロードするのは、通信環境的にもおすすめできません。アプリの詳細や韓国旅行の最新情報は、韓国観光公社の公式サイトでも確認できます。
5つのアプリ比較表
| アプリ | 役割 | 日本語対応 | こんな人に必須 |
|---|---|---|---|
| NAVERマップ | 地図・乗り換え | 対応 | 全員(最優先) |
| Papago | 翻訳・カメラ翻訳 | 対応 | 全員(最優先) |
| カカオT | タクシー配車 | 一部対応 | 夜の移動・荷物が多い人 |
| コネスト韓国地図 | 日本語観光情報 | 完全日本語 | 初めての韓国・情報収集派 |
| カカオトーク | 連絡・メッセージ | 対応 | 現地に知人・予約連絡がある人 |
迷ったら、まず上の2つ(NAVERマップとPapago)だけは必ず入れてください。この2つがあれば、移動と食事という旅の2大場面はほぼ乗り切れます。
出発前にやっておきたい設定3つ
① 通信手段の確保……アプリは通信がなければ動きません。海外ローミング、現地SIM、eSIM、ポケットWi-Fiのいずれかを必ず手配しておきましょう。最近は出発前にスマホだけで設定できるeSIMが人気です。
② NAVERマップの言語設定……インストール後、設定から表示言語を日本語に変更しておくと、現地で慌てません。ホテルの位置を出発前にお気に入り登録しておくのもおすすめです。
③ Papagoのオフライン翻訳データ……日本語と韓国語の言語データを事前にダウンロードしておくと、通信が不安定な場所でも基本的な翻訳が使えます。
よくあるトラブルと解決方法
【問題】NAVERマップの検索で、お店がうまく見つからない
【解決策】日本語のカタカナ表記では検索にヒットしないことがあります。その場合は、お店の韓国語名か英語名をコピーして貼り付けると見つかります。コネストなど日本語サイトでお店名のハングルを確認してから検索するのが確実です。
【問題】カカオTでタクシーを呼んだが、なかなかつかまらない
【解決策】雨の日や金曜の夜は、現地の人の利用も集中してつかまりにくくなります。少し時間に余裕を持つか、大きなホテルの前などタクシーが集まりやすい場所まで移動して呼ぶのがコツです。
【問題】翻訳アプリを使っても、店員さんとうまく通じない
【解決策】長い文章を翻訳するより、「これ、ください」「いくらですか」など短い文に区切ると正確に伝わります。また、画面の文字を見せる方が、音声より確実な場面も多いです。
よくある質問
Q1. グーグルマップは韓国でまったく使えないのですか?
A. まったく使えないわけではありません。お店の検索、口コミの確認、地下鉄の乗り換え案内はある程度使えます。ただし徒歩ルート案内が機能しないため、「地図を見ながら歩く」場面ではNAVERマップが必須です。
Q2. アプリは韓国に着いてからダウンロードしてもいいですか?
A. おすすめしません。空港のWi-Fiは混雑していることが多く、初期設定に手間取ると到着後の時間がもったいないです。自宅で設定まで済ませ、現地ではすぐ使える状態にしておきましょう。
Q3. 韓国語がまったくできなくても旅行できますか?
A. できます。実際、ソウルの主要観光地では日本語や英語が通じる場面も多く、通じない場面はPapagoのカメラ翻訳と音声翻訳でほぼ解決できます。挨拶の「アンニョンハセヨ」だけ覚えておくと、お店での印象がぐっと良くなります。
Q4. 地方都市(釜山など)でも同じアプリで大丈夫ですか?
A. 大丈夫です。NAVERマップ・Papago・カカオTは韓国全土で使えます。むしろ地方ほど日本語が通じにくくなるため、アプリの重要度はソウル以上に高くなります。

まとめ
最後に、今回のポイントを3つにまとめます。
- 韓国ではグーグルマップの徒歩ナビが使えないため、NAVERマップが事実上の必須アプリ。
- 最優先はNAVERマップとPapagoの2つ。この2つで移動と食事はほぼ解決できる。
- ダウンロードと初期設定は必ず出発前に。通信手段(eSIMなど)の手配も忘れずに。
スマホの準備が整えば、韓国旅行の不安は半分以上なくなります。あとは現地で、おいしいものと楽しい時間を満喫するだけです。
最終更新日:2026年6月
※本記事は、韓国在住経験のあるスタッフの実体験と公開情報をもとにJP編集部が作成しました。アプリの仕様は変更される場合があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
