台風の名前

台風の名前について、「チャンミーって誰がつけたの?」と気になった方も多いのではないでしょうか。6月上旬、台風6号(チャンミー)が和歌山県に上陸し、各地に記録的な大雨をもたらしたばかりです。そしてニュースでは早くも「次の台風のたまご」という言葉が聞こえはじめています。

本記事では、JP編集部が気象庁などの公的機関の公開情報をもとに、台風の名前が決まる仕組みと、2026年にこれから発生する台風の名前を先取りしてご紹介します。次にテレビで「台風7号発生」と聞いたとき、その名前と意味がすぐにわかる保存版です。

台風の名前はどうやって決まる?140個の「予約リスト」

台風の名前は、その場の思いつきでつけられているわけではありません。日本を含むアジア・太平洋の14の国と地域が参加する国際機関「台風委員会」が、あらかじめ140個の名前を用意しており、台風が発生した順に、リストの順番どおりに自動的につけられていきます。

140個を使い切ると、また最初の名前に戻ります。年間の台風発生数はおおむね25個前後なので、同じ名前はおよそ5〜6年に一度めぐってくる計算です。

日本国内では「台風6号」のように番号で呼ぶのが一般的ですが、国際的にはこのアジア名が正式な呼び名です。天気予報で番号と名前が併記されるのはこのためです。

各国が提案する名前には、動物・植物・星座など、その国らしさが表れています。たとえば日本が提案した名前は「コイヌ」「ヤギ」「ウサギ」「カジキ」「コト」など、すべて星座に由来しています。

台風の名前

2026年に発生した台風の名前一覧(1号〜6号)

今年はすでに6個の台風が発生しています。それぞれの名前と意味は次のとおりです。

台風名前提案した国・地域意味
1号ノケーンラオスツバメ
2号ペンニャマカオマカオの名所
3号ヌーリマレーシアオウム
4号シンラコウミクロネシア伝説上の女神
5号ハグピートフィリピンむち打つこと
6号チャンミー韓国ばら(花)

意外に思われるかもしれませんが、今年は1月から5月まで毎月台風が発生しました。これは1951年の統計開始以来、1965年・2015年に続いて3回目という珍しい年です。さらに6号は、統計開始以来4番目に早い本土上陸を記録しました。例年より早いペースで台風シーズンが動いていることがわかります。

ちなみに、先日上陸した6号の「チャンミー」は、花の「ばら」を意味する言葉です。激しい暴風雨とばらの組み合わせは少し意外ですが、名前のリストには各国の身近な言葉が並んでいるため、こうしたギャップもしばしば生まれます。

台風の名前 先取りリスト|次の7号は「メーカラー」

ここからが本記事の本題です。名前は順番どおりにつけられるため、これから発生する台風の名前は、実は先に知ることができます。

台風名前提案した国・地域意味
7号メーカラータイ雷の天使
8号ヒーゴスアメリカいちじく
9号バービーベトナムベトナム北部の山の名前
10号メイサークカンボジア木の名前
11号ハイシェン中国海神
12号ノウル北朝鮮夕焼け
13号ドルフィン香港白いるか
14号クジラ日本くじら座

つまり、いまニュースで動向が注目されている「台風のたまご」が正式に台風になれば、その名前は「メーカラー(雷の天使)」となります。さらにその次は「ヒーゴス(いちじく)」。秋ごろには、日本提案の「クジラ」が登場する可能性もあります。

台風の最新の発生状況や進路は、気象庁の公式サイトでいつでも確認できます。台風シーズン中はブックマークしておくと安心です。

大きな被害を出した台風の名前は「引退」する

この140個のリストには、もうひとつ興味深いルールがあります。甚大な被害をもたらした台風の名前は、被害を受けた国の要請により、リストから永久に外される(引退する)ことがあるのです。

引退した名前の代わりには、その国が新しい名前を提案して補充します。つまり140個のリストは固定ではなく、少しずつ入れ替わり続けています。スポーツ選手の「永久欠番」に似た仕組みといえばイメージしやすいかもしれません。

また、日本国内に限ると、特に大きな災害をもたらした台風には、気象庁が「令和元年東日本台風」のように正式な名称を定めることがあります。こちらは国際的なアジア名とは別の、日本独自の制度です。

よくあるトラブルと解決方法

【問題】ニュースによって「台風6号」だったり「チャンミー」だったり、呼び方が違って混乱する
【解決策】どちらも同じ台風です。日本の報道は番号中心、海外の報道や国際的な気象情報はアジア名中心という違いがあるだけです。海外旅行中に現地のニュースで台風情報を見るときは、番号ではなく名前で報じられることを覚えておくと混乱しません。

【問題】過去の台風と同じ名前が出てきて、どの年の台風か分からない
【解決策】名前は5〜6年周期で再利用されるため、同じ名前の台風は過去にも存在します。正確に特定したいときは「チャンミー 2026」のように年号とセットで検索するのが確実です。

【問題】台風が近づいているのに、どの情報を見ればいいか分からない
【解決策】進路・警報は気象庁の公式情報が基本です。テレビの速報も気象庁の発表に基づいています。SNSの未確認情報より、まず公式の進路図と自治体の避難情報を確認しましょう。

よくある質問

Q1. 台風の名前は誰が最終的に決めているのですか?
A. 個別の台風に「誰かが命名」しているわけではなく、台風委員会が定めた140個のリストの順番どおりに自動的につけられます。発生順がそのまま名前を決める仕組みです。

Q2. ハリケーンの名前と仕組みは同じですか?
A. 似ていますが別の制度です。大西洋などのハリケーンは人名(メアリー、カトリーナなど)のリストが使われます。北西太平洋の台風は、アジア各国が提案した自然や文化に関する言葉が中心という違いがあります。

Q3. 自分の好きな名前を台風につけてもらうことはできますか?
A. できません。名前は加盟国・地域が公式に提案し、国際的な手続きを経てリストに加わります。個人からの公募は行われていません。

Q4. 今年の台風は例年より多いのですか?
A. 6月上旬までに6個という発生ペースは、平年よりやや早めです。特に1月から5月まで毎月発生したのは統計開始以来3回目の珍しい記録です。ただし、年間の総数が多くなるかどうかは現時点では分かりません。最新の見通しは気象庁の発表をご確認ください。

台風の名前

まとめ

最後に、今回のポイントを3つにまとめます。

  • 台風の名前は、14の国と地域が用意した140個のリストから、発生順に自動でつけられる。
  • 次に発生する台風7号の名前は「メーカラー(雷の天使)」。その先の名前も先取りできる。
  • 大きな被害を出した名前はリストから引退する。最新の台風情報は気象庁の公式サイトで確認を。

次にニュースで新しい台風の発生を聞いたら、ぜひこのリストを思い出してみてください。名前の意味がわかると、防災情報も少しだけ身近になります。そして名前を知ることと同じくらい、早めの備えもお忘れなく。

最終更新日:2026年6月
※本記事は、気象庁など公的機関の公開情報をもとにJP編集部が整理・作成しました。台風の最新情報・防災情報は必ず気象庁や自治体の公式発表をご確認ください。

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By JP編集部

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